1年生の微生物学実習でバクテリオファージの測定をしました。
バクテリオファージとは、細菌に感染するウイルスのことです。
ウイルスは細胞構造がなく、宿主の細胞内のみで増殖します。
自己増殖能力は持っているけれど物質代謝やエネルギー生産の能力は持っていないので、それを宿主細胞に寄生して助けてもらっています。
平板培地へ宿主菌とウイルスを混ぜた軟寒天培地を重層し、一晩培養します。
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バクテリオファージが感染するとプラーク(溶菌斑)を作ります。
ウイルスが多いと抜けるところが増えていきます。
右がウイルス原液、左が1千万倍希釈したものです。
右は菌がすべて溶菌され透明になっています。
左は培地全体が菌でおおわれています。違いがわかりますか?
ちょうど数えやすいくらいの希釈倍数だとこんな感じです。
バクテリオファージは1mℓ当たりのプラーク数(pfu/mℓ)で表します。